衆議院予算委員会で自民党の岸田政調会長は、財政健全化目標を少しでも前倒しするためにどのような歳出削減の努力をするのか安倍首相にただした。

自民党・岸田政調会長「どんな歳出改革努力、計画をこれから作っていくのか。そのことによって、２０２７年度とされているＰＢ黒字化をどれだけ前倒しできるか、議論のポイントはそこになるのではないかと思います」

安倍首相「私の基本的な考え方は、経済再生なくして財政健全化なしということでありまして、経済成長を実現して税収を上げることで、財政健全化も進めていくというものであります」

また、安倍首相は「歳出削減を急ぐあまり、国民生活にダメージを与えたり、景気の腰折れを招いては元も子もない」と強調した。その上で、今年の夏までに財政健全化の目標時期とその裏づけとなる具体的な計画を策定する考えを示した。