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退位儀式「国事行為」で来年4月30日に

2018年2月20日 14:12
退位儀式「国事行為」で来年4月30日に

政府は天皇陛下の退位に伴う儀式を来年4月30日に憲法で定める「国事行為」として行う方針を決めた。

政府は20日、天皇陛下の退位や即位に伴う儀式のあり方などを検討する、準備委員会で天皇陛下の退位を明らかにするための儀式を来年4月30日に国事行為として行う方針を決めた。名称は仮に「退位礼正殿の儀」とする方針。

この儀式では、首相が国民の代表として特例法の定めにより天皇陛下が退位することと陛下への感謝を述べた後、天皇陛下が国民に対して「おことば」を述べられるという。

また、準備委員会では、天皇陛下の在位30年記念式典を来年2月24日に国立劇場で行う方針も決めた。

さらに、秋篠宮さまが皇位継承順位第一位の「皇嗣」となる事実を明らかにするための儀式を、再来年に国事行為として行う方針もあわせて決めた。こちらは仮に「立皇嗣の礼」とする方針。

準備委員会は、こうした基本方針を来月中旬にもとりまとめる考え。