共産、“独自入手”の籠池被告メモで追及
29日も、国会では森友学園の問題をめぐる追及が続いている。共産党の辰巳議員は、独自に入手した籠池被告のメモによると、事前に土地の貸付料を提示しているとただした。
辰巳議員は、メモには年間の貸付料が3400万円と指で提示されたと書かれているとして、その事実関係をただした。
共産党・辰巳孝太郎議員「指にて暗黙の提示されたということなんですね。暗黙の提示、金額の提示はあったのか、これを確認したいと思います」
財務省・太田理財局長「職員からは、捜査との関係もあり、どこまで話してよいかわからないので、お答えを差し控えたいということでございました。彼ら、精神的に相当不安定な状況にあるというものも出てきておるというのが、正直に申し上げれば実情でございます」
これ対して辰巳議員は、「佐川前理財局長は、事前の価格提示はありえないと言ってきた。否定できないのは事実上認めたということで、重大な答弁だ」と指摘した。
一方、野党内には来年度予算が28日夜に成立し追及に手詰まり感も出ているが、野党幹部は攻勢を強める考えを強調している。
立憲民主党・辻元国対委員長「ごまかしの上塗りで終わらすわけにはいかないと。野党は、ここからが真価が問われると思います」
野党6党は、29日昼、真相究明に向けた合同集会を開いて後半国会での結束を確認する予定。