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野党“高プロ制度で過労死が増える”と追及

2018年5月16日 21:20
野党“高プロ制度で過労死が増える”と追及

国会で働き方改革関連法案をめぐり、国民民主党の山井議員は高収入の一部の専門職を労働時間の規制から外す高度プロフェッショナル制度を導入すれば、過労死が増えると追及した。

国民民主党・山井議員「この高プロ、なぜ私たちが過労死が増える、人が亡くなる法案だと恐れているかというと、過重な業務をブレーキをかける、ブレーキがないんですね。この健康管理時間、例えば月に200時間でも違法ではないんですか」

加藤厚労相「例えば医師による面接指導を一律に罰則付きで義務づける、こういったことで抑止をさせていただいているということで、委員ご指摘の、長時間になって体を壊さないようにといった措置を盛り込んでいる」

山井「いい加減にしてくださいよ!200時間がOKかどうかって聞いているのに!」

加藤厚労相「単純にそれを言えばですね。それ(200時間)だけをもってして違法性を問えるものではないというふうに思います」

加藤厚労相は、長時間労働に対する監督指導の強化も法案に盛り込んでいると理解を求めた。しかし山井議員は、事業所内にいた時間と事業所外で業務した時間を足した健康管理時間が200時間を超えても合法になるとして、「過労死合法化法案だ」と批判した。