森友学園をめぐる国有地売却問題で２２日朝、麻生財務相は当時の佐川理財局長が国会で「ない」と答弁していた財務省側と学園側との交渉記録について、２３日、国会にあるかないかを伝えることを明らかにした。

森友学園側との面会や交渉に関する記録は去年、国会で当時の佐川理財局長が「ない」と答弁していた。財務省はこの交渉記録について調査を進めてきたが、麻生財務相は２２日朝、次のように述べた。

麻生財務相「そちら（財務省と森友学園の交渉記録）の存在も今日いっぱいくらいまでで、だいたい結論が出てくると思うんですけどね」

―Ｑ．明日（改ざん前の決裁文書と）一緒に出されるという方向で？
「いまそう答えましたが」

ＮＮＮの取材で、交渉記録の中には、２０１６年３月の、理財局幹部と森友学園の理事長だった籠池被告とのやりとりも詳細に記されていることがわかっている。さらに、安倍首相の昭恵夫人や複数の政治家の名前もあるという。

財務省は２３日、改ざん前の決裁文書を提出すると共に交渉記録が存在するかどうか明らかにすることにしている。