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“埋め立て承認の撤回は取り消されるべき”

2018年10月17日 16:46
“埋め立て承認の撤回は取り消されるべき”

アメリカ軍普天間基地の移設をめぐり、沖縄県が名護市辺野古沖の埋め立て承認を撤回したことを受け、政府は承認の撤回に対抗する法的措置をとった。

普天間基地の辺野古移設をめぐっては、沖縄県が、亡くなった翁長前知事の意向を受けて、今年8月に辺野古沖の埋め立て承認を撤回したことで、工事が中断している。

これに対し、政府は工事を再開するため、17日午後、承認の撤回に対抗する法的措置に踏み切った。

岩屋防衛相「(行政不服審査法に基づいて)埋め立て承認の撤回は取り消されるべきとの審査請求と執行停止申し立てを、国土交通大臣に対して行ったところでございます」

岩屋防衛相はまた、「普天間基地の危険性除去と全面返還に向けて進ませていただきたい」と強調した。

政府としては、改めて、予定通り辺野古移設を進める姿勢を示した形だが、県側との対立が深まるのは避けられない見通し。