“北の木造船”漂着数、去年を上回るペース
菅官房長官は12日の会見で、北朝鮮籍とみられる木造船が、去年を上回るペースで日本の沿岸に漂着していることを明らかにした。
菅官房長官「昨年に比べて増加しているという報告を受けております」
海上保安庁によると、北朝鮮籍とみられる木造船の漂着は、今年に入り95件が確認されているという。去年1年間に確認された104件を上回るペースで、10月以降の日本海の悪天候が影響しているとみられる。
北朝鮮からの漂着船をめぐっては、去年、北海道の松前小島に漂着した船の船長が発電機などを盗む事件も発生した。
菅長官は、「引き続き警備に万全を期し、国民の安全安心確保をしっかり図っていきたい」と強調した。