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厚労相の不信任案否決…予算案で攻防大詰め

2019年3月1日 17:51
厚労相の不信任案否決…予算案で攻防大詰め

国会では、来年度予算案をめぐり与野党の攻防が大詰めを迎えている。不正統計問題への対応が不適切だとして、野党側は根本厚生労働相の不信任決議案を提出したが、1日午後、否決された。

根本厚労相の不信任案は午後4時ごろに否決され、午後5時すぎ現在は、衆議院の予算委員会で採決前の締めくくり質疑が行われている。

立憲民主党会派・小川淳也議員「アベノミクス 全ての統計 自由自在」「統計不正に関する一連の真相究明、また再発防止、そしてまさに直接の被害者たる国民の救済において、根本厚生労働大臣が本来果たすべき指導力は、はなはだ不十分、不適切だった」

不信任案は与党などの反対多数で否決され、これを受けて根本厚労相は記者団に対し「今までの職務遂行に対してご理解いただいたものと受け止めております」などと述べた。

来年度予算案は、2日までに衆議院を通過させれば憲法の規定により年度内の成立が確実となる。このため与党側は、衆議院の通過を急ぎたい考え。野党側は反発しているが、来年度予算案は現在行われている締めくくり質疑のあと委員会で可決され、2日未明には衆議院を通過する見通し。