陸自ヘリ墜落事故「部品の破損が原因」
去年2月、陸上自衛隊のヘリコプターが佐賀県神埼市の民家に墜落した事故について、防衛省は、部品の破損が原因とする事故調査結果をまとめた。
この事故は、去年2月、陸上自衛隊のヘリコプターAH-64Dが佐賀県神埼市の民家に墜落、乗員2人が死亡し住民1人が負傷したもの。
防衛省は、事故の調査結果をまとめ、回転翼と機体をつなぐ部品が飛行中に破損したことが原因だと断定した。
破損した部品は今回の飛行直前に保管されていたものと交換されていた。部品に塗られた腐食防止剤が保管中に固まり、この固まりが飛行の振動で部品内で摩擦を起こしたことで部品に亀裂が入った可能性があると分析している。
ただ、亀裂は飛行前から入っていた可能性もあり、破損の原因は断定はできなかったという。
防衛省は再発防止策として部品の点検や保管の方法を見直す方針。
こうした中、山本防衛副大臣が佐賀県庁を訪れ調査結果と再発防止策を説明し改めて謝罪した。