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安倍首相“見積書、明細書の発行なかった”

2019年11月20日 15:17
安倍首相“見積書、明細書の発行なかった”

安倍首相の通算在職日数が、20日で2887日となり、戦前の桂太郎元首相を抜いて歴代単独1位となった。そうした中、国会では「桜を見る会」の問題で、新たな事実も明らかになった。

安倍首相は、「桜を見る会」の前日に行われた後援会の夕食会について、会場となったホテル側から、見積書や明細書の発行はなかったと明言した。

安倍首相「夕食会の主催者は、ご指摘の安倍晋三後援会であり、同夕食会の各種段取りについては、私の事務所の職員が、会場であるホテル側と相談を行っております。事務所に確認を行った結果、その過程において、ホテル側から見積書等の発行はなかったとのことであります」

また、安倍首相は、ホテル側から明細書の発行もなかったことを明らかにした。

一方、安倍首相は今月8日、「桜を見る会」の「招待者の取りまとめ等には関与していない」と答弁していた。

しかし、20日は、内閣官房から推薦依頼を受けていた自身の事務所から相談を受ければ、「推薦者について意見を言うこともあった」と述べた。

自らの選挙区の有権者を多数招待し、無料で食事などを提供したことが公職選挙法に違反するのではないかとの指摘に対しては、内閣府などによる最終的な招待者の取りまとめプロセスには関与していないことを理由に、その「指摘はあたらない」と反論した。