臨時国会最終日“桜見る会”論戦は持ち越し
臨時国会が9日に閉幕した。立憲民主党など野党5党派は内閣不信任案の提出を見送り、「桜を見る会」をめぐる論戦は来年の通常国会に持ち越しとなる。
この国会では、政府・与党が重要案件とした日米貿易協定のほか、大半の政府提出法案が成立するなど、おおむね与党ペースで進んだ。
ただ、憲法改正の手続きなどを定めた国民投票法改正案は継続審議となり、安倍首相が力を入れる憲法改正そのものについての議論も前に進まなかった。
一方、2人の閣僚が政治とカネの問題で辞任に追い込まれたほか、終盤国会では首相主催の「桜を見る会」をめぐる問題で野党側から厳しい追及を受けた。
野党側は来年の通常国会でもこの問題を引き続き追及するとしている。