きょうから臨時国会 憲法改正の議論進むか
4日、第200臨時国会が召集され、先月の内閣改造後、初めての与野党の論戦がスタートする。
大きな法案が少ないこの国会では、安倍首相が意欲を示す憲法改正に向けた議論がどこまで進むかがひとつの焦点となる。
今年の通常国会では、衆参両院の憲法審査会はほとんど開かれず、議論は進まなかった。自民党はまず、憲法改正の手続きを定めた国民投票法の改正案について成立を目指す。その後、憲法改正の具体的な議論にまで進めるのかがポイント。
また政府・与党は、先週、最終合意した日米貿易協定の承認案について早期の承認を目指す方針。
一方の野党側は、立憲民主党と国民民主党など4党派が共同会派を組み、政権の追及を強める構え。13人の初入閣の閣僚らの資質を追及するほか、関西電力の役員らが多額の金品を受け取っていた問題で、政治家や官僚との癒着がなかったのか、ただす方針。
立憲民主党 蓮舫参院幹事長「いろんな意味で税の使われ方、電気料金の使われ方、洗っていく国会。憲法改正どころではありません」
ただ、参議院では、委員会のポストをめぐる対立で、初日から立憲・国民が別々に議員総会を開催する事態となった。野党が連携して政府を追及し、成果をあげられるのかも問われることになる。