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総務次官を事実上“更迭” 日本郵政に漏洩

2019年12月20日 20:18
総務次官を事実上“更迭” 日本郵政に漏洩

高市総務相は、鈴木茂樹総務事務次官を、行政処分案の内容を漏洩していたとして、事実上、更迭したことを明らかにした。

高市総務相「公務に対する信頼性を著しく失墜させる行為を行ってしまったことは、まことに残念でございます。総務大臣としておわびを申し上げます」

鈴木次官は日本郵政グループの保険の不適切販売問題で、年内にも行われる行政処分案の内容を日本郵政側に漏洩(ろうえい)していた。

鈴木次官は、日本郵政の鈴木康雄上級副社長に情報を漏らしたことを認めたという。

鈴木次官は停職3か月の懲戒処分を言い渡され、自ら辞表を提出した。

後任の次官には黒田武一郎総務審議官が就任する。高市総務相自身も責任を取って大臣給与の3か月分を自主返納する。

日本郵政は「事実を確認中」としている。