岸田首相「排除の論理は適切ではない」 安倍派9人をメンバーから外さない考え示す
自民党の政治刷新本部に参加する安倍派所属の議員のうち9人が、収支報告書に記載のないキックバックを受けるなどしていたとみられることが関係者への取材でわかりました。
岸田首相は安倍派の議員9人について、「排除の論理は適切ではない」と述べ、政治刷新本部のメンバーから外さない考えを示しました。
岸田首相「自民党が一致結束して信頼回復のための議論を行うにあたって、特定の人間を排除するというような排除の論理は適切ではない」
岸田首相はこのように述べて、収支報告書に記載のないキックバックを受けるなどしたとみられる安倍派の9人について、外さない考えを示しました。
また、刷新本部の人選については、「特定の派閥がどうこうということではない」と述べ、党の執行部を中心に歴代の青年局長や女性局長の経験者も加えたと説明しました。
岸田首相はその上で、「党全体で議論を行い、国民の信頼回復につながる結論を出していきたい」とあらためて強調しました。