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帰宅者から陽性反応“例外”めぐり国会論戦

2020年2月12日 12:53
帰宅者から陽性反応“例外”めぐり国会論戦

新型コロナウイルスの感染が広がる中、国会では、チャーター機での帰国者のうち、やむを得ない事情で帰宅した人の中から陽性反応が出たことを受け、帰宅の例外を認めるべきなのか議論が行われた。

公明党の佐藤選対委員長は、帰宅した人の陽性が確認されれば、さらなる調査が必要になるため、例外を認めるべきではないとして、一部の人に帰宅を認めた理由をただした。

佐藤選対委員長「何ゆえ、このチャーター便の11人(4便合わせて14人)を自宅へ戻されたのか、やむを得ない事情というのはどういうことなのか、ご説明いただきたい」

加藤厚労相「例えば子供さんがいて、どうしても宿舎の環境ではなじめないということで、そういった方、毎日朝、必ず検温をしていただいて、その情報全部とらせていただいているところでございます」

加藤厚労相は、やむを得ず帰宅した人について「外出は控えるように、徹底をはかりたい」と述べた。

一方、立憲民主党の黒岩議員は「桜を見る会」の前日に開かれた夕食会をめぐり、先日の国会で安倍首相が黒岩議員に対して「うそをついているのと同じ」と述べたことについて改めて謝罪を求めた。

これに対し、安倍首相は「それなら私も謝罪してほしい」と述べ、黒岩議員がかつて夕食会で高級すし店のすしが出されたと述べたことは「流言の流布にあたる」と指摘した。