日本・中国・韓国、3か国の外相会談が東京で開かれ未来志向の協力を推進していくことを確認しました。

岩屋外相
「日中韓3か国は隣国として難しい問題に直面することもございます。未来志向の交流と協力を推進することは、3か国共通の利益であり、地域・国際社会の平和と繁栄にとっても極めて重要です」

会談では、相互理解の促進や少子高齢化のような共通の課題の解決に向け協力を加速させることで一致しました。

また、岩屋外相から北朝鮮情勢をめぐり緊密に意思疎通を図っていきたいと呼びかけました。

今回の外相会談のポイントの1つ、3か国の首脳会談をいつ行うかについては「なるべく早期で適切な時期の開催に向けて作業を加速することで一致した」との内容にとどまりました。

日中韓の首脳会談は去年、開催されるまで4年半ほど、行われなかったことから日本は安定的に開かれることを目指しています。

岩屋外相はこのあと王毅外相と個別に会談するほか、6年ぶりに開催される「日中ハイレベル経済対話」にも出席します。

今回のような対話の機会を重ね日本産水産物の禁輸措置や日本人の拘束といった懸案の解決につなげたい考えです。