MLB・オリオールズの菅野智之投手が日本時間21日、ヤンキースとのオープン戦で先発登板し、試合後に取材に応じました。

菅野投手はここまで無失点を継続していましたが、ヤンキースが主力打線を連れての対戦となり、昨季ア・リーグMVPのアーロン・ジャッジ選手に対しては第1打席四球、第2打席四球、最後の第3打席は、見逃し、空振りからの空振り三振でアウトを取っていました。

しかしジャズ・チザムJr.選手に3ランホームランを浴びるなど菅野投手は5回途中6安打5失点、奪三振4の成績で、オープン戦5戦目にして初被弾＆初失点となりました。

この日の登板を「打たれる時は日本でもこっちでも一緒だなと思いましたし、先手を打たないと、バッターも強振しやすいところに投げ込まないといけないので、僕は90マイル(約144キロ)後半のストレートを投げられるわけじゃないので、改めてコンビネーションの大切さを再認識できたと思います」と振り返りました。

今回ヤンキースが主力打線をつれてきたことについては、「ちょっと話が違うと思ったんですけど、今日は来ないって聞いてたんですけどね」としつつ、「いやでも対戦していかなきゃいけないチームですし、点は取られましたけど、やり返すことができた場面もあったと思うので、少しでもいいものをシーズン中に出せればと思います」と前向きに話しました。

昨季MVPを取っているジャッジ選手との対戦については、「やっぱり雰囲気あってジャッジと対戦してるなって気はしましたけど、2つのフォアボールは自分自身ちょっと残念でした」とコメント。

この日でオープン戦の最終日を迎えた菅野選手。メジャーリーグでの初のキャンプを「毎日球場にくるのが楽しいという感覚は今でもありますし、日本にいると苦しいが勝ってましたけどね。シーズン始まってこういう試合になれば苦しいと思うし、でもその中でも新しいことに挑戦して毎日勉強だと自分に言い聞かせてやれてること自体が素晴らしいことだと思うし、感謝しなきゃいけないことだと思う。その気持ちは忘れずに1年間完走したいなと思います」と意気込みました。