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『マイナ免許証』きょうから運用開始 メリットと注意点は? 取得は任意、記者も手続きを体験

2025年3月24日 8:59
『マイナ免許証』きょうから運用開始 メリットと注意点は? 取得は任意、記者も手続きを体験

 マイナンバーカードと運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」の運用が24日から始まりました。

 24日午前。運転免許試験場の一室から溢れて廊下にずらっと並ぶ人々。
 担当者も「想定外」と話す行列のワケは、この日から運用が始まった、運転免許証とマイナンバーカードが一体化した「マイナ免許証」です。

 取得は任意で、「従来の運転免許証のみ」、「マイナ免許証のみ」、「両方」の3パターンから選ぶことができます。

 メリットとしては、引っ越しなどで住所を変更する際、自治体に変更を届け出れば、警察署などでの手続きが不要になるほか、「優良」と「一般」のドライバーは免許更新の講習をオンラインで24時間受けられるようになります。

 また手数料は、マイナ免許証のほうが安くなり、更新の場合、従来の免許証は2850円ですが、マイナ免許証は2100円で済みます。

 福島達朗 記者
「私もマイナ免許証を取得したいと思います」

 実際に記者も手続きを行ってみました。記者は「マイナ免許証」と「従来の免許証」の両方持ちを選択。
 顔写真を撮影した後、ICチップに運転免許情報を登録し、少し混雑はしていましたが、1時間以内で手続きはおわりました。

 福島達朗 記者
「たったいま、私のマイナ免許証ができました。ICチップに免許証の情報が入っているということで、見た目は特段変更はありません。免許証の情報を示すには、こちらの専用アプリか、マイナポータルアプリを使って示すということです」

 マイナ免許証を取得した人
「カードを減らしたいのと、あと次からオンラインで更新できるのが一番大きいですね」

 (Q:マイナ免許証と従来の免許証のどちらも取得?)
「両方ですね。カーシェアを使う時に、マイナ免許証がまだ対応していないらしいので、それが理由です」

 一方、注意しないといけないのは、マイナンバーカードと免許証の有効期限が別々に存在するため、それぞれのタイミングで更新手続きが必要です。

 運転免許センターや一部の警察署で手続きができる「マイナ免許証」。取得を検討してみてはいかがでしょうか。

最終更新日:2025年3月24日 8:59
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