【速報】還付金詐欺で4200万円の被害 大阪府下で過去最大の被害額「保険料の減額ある」ウソの説明

大阪府警は24日、大阪府内に住む60代の男性が今月、およそ4200万円の還付金詐欺の被害にあったと発表しました。大阪府下の還付金詐欺の被害額としては過去最大ということです。
警察によりますと、被害にあったのは大阪府に住む60代の男性です。男性は今月10日、氏名不詳の男から「保険料の減額があります。減額の通知書は自宅に届いていますか?」といった電話を受けました。
男性が「届いていない」旨を伝えると「再申請ができるので銀行に行ってください。インターネットバンキングでも手続きができます」などと誘導され、その後、銀行員を名乗る男からも連絡がありました。
男性は、銀行員を名乗る男の「手続きの方法を説明する」といった指示に従い、インターネットバンキングの操作をしたところ、2日間で43回にわたり総額約4200万円をだまし取られたということです。
男性は、操作中の画面に「本日の振込上限額を超えました」と表示されたことから、減額申請を行っているにも関わらず口座の残高が減っていることに疑問を感じ、銀行員を名乗る男に尋ねたところ、「表示の問題で実際は減っていない」「エラーの修正を行えば残高の表示は元通りになる」などとウソの説明をされたということです。
その後、不正取引を心配した金融機関が男性に連絡をし、男性が警察に相談したことで被害が発覚しました。
被害額は、大阪府下の還付金詐欺としては2011年の統計開始以降、過去最大だということで、警察は電子計算機使用詐欺事件として捜査しています。