東北新幹線は“再開見込みたたず” 宮城県内で「観測史上最大」35メートルの強風

JRによりますと、強風の影響で東京~盛岡駅の上下線で運転を見合わせている東北新幹線は、正午現在も運転再開の見込みは立っていません。
山形新幹線(新庄~福島駅間)は福島駅で、秋田新幹線(秋田~盛岡駅間)は盛岡駅で折り返し運転を行っています。
26日午前9時13分ごろ、東北新幹線福島駅の下り線(14番線)の架線に付着物(ビニール)が発見されました。
郡山~白石蔵王駅間の上下線で一時的に架線の電気を止め、係員が付着物の撤去作業を行いました。
付着物は半透明の梱包用ビニールで、長さはおよそ100メートルということです。
その後10時28分ごろ、仙台~白石蔵王駅間に設置されている風速計が規制値に達したため、東京~盛岡駅間の上下線で運転を見合わせています。
風が弱まり次第、運転を再開するということです。
気象庁によりますと、宮城県白石市では26日午前10時9分に観測史上最大となる35.0m/sの最大瞬間風速を観測していました。
上越・北陸新幹線は平常運転しているということです。