兵庫県の斎藤知事は24日午前10時ごろ登庁し、報道陣の取材に応じました。
　第三者委員会の報告の受け止めについては「引き続き中身を読ませていただいて精査しているところです。内容が多岐にわたりますし、私が読ませていただくだけでなく法律的な問題もありますので県として整理をしないといけない」「第三者委員会におかれては委員の皆様のご尽力に敬意を表したい、真摯に受け止めていく」と答えました。

　19日に公表された第三者委員会の見解では、深夜・休日に指示や叱責を繰り返したことなど10の行為をパワハラと認定したほか、告発者捜しをした県の対応は違法と判断していました。また、懲戒処分の理由の一つに「告発文を作成したこと」を盛り込んだことは無効であるとし、記者会見では懲戒処分自体も無効になると言及していました。

　斎藤知事は報告書の提出後「まだ報告書すべてに目を通せていない」とし、見解を明らかにしていませんでしたが、21日時点では、県議会が閉会する26日以降に説明する考えを示していました。

　24日の報道陣の取材に対し、知事は「26日まで議会対応が佳境になってくるので」と繰り返し、26日以降に自身の見解を表明する機会を設定したいと改めて答えました。26日以降のいつになるかは、未だ決めていないという事です。