【速報】斎藤知事が県議会で「職員に心よりお詫び」頭を下げて謝罪「至らなかった点があったのも事実」

兵庫県の斎藤知事は26日の県議会閉会にあたって、パワハラ行為を認定し、県の対応を「違法」とした第三者委員会の報告書などを受けて、「政策を前に進めるために一心不乱に3年間力を尽くしてきたからとはいえ、その過程に至らなかった点があったのも事実。職員の皆様に不快な思いをさせたことを心よりお詫び申し上げる」と頭を下げて謝罪しました。
斎藤知事は26日の本会議の最後に、議員らを前に、「信頼の構築は一朝一夕にはかなわない。たとえ時間がかかろうとも、コミュニケーションを積み上げ、信頼関係を築くためにも、今一度自分自身を見つめなおし、感謝の気持ちと謙虚な姿勢を胸に刻んで県政運営にあたる」と語りました。
■午後にも会見“パワハラ”認定&県の対応“違法”指摘に見解表明へ
19日に公表された報告書では、机をたたいて職員を叱責したことや夜間や休日にチャットで指示や叱責を繰り返したことなど10の行為がパワハラにあたると認定しました。
また、元局長の告発行為は「公益通報」にあたると判断し、知事が告発者捜しを指示したことや元局長の公用パソコンを強制的に取り上げたことを「違法」とし、告発文の作成などを理由に元局長を懲戒処分にしたことは「無効」だと指摘しました。
19日の公表以降、斎藤知事は「重く受け止めなければならない」とする一方、「すべてを読み切れたわけではない」「報告書の内容を精査することが大事」などと語り、県議会が閉会する26日以降に見解を表明する考えを示していました。
斎藤知事は、26日午後にも会見を開き、第三者委員会の報告書についての見解を述べる見込みです。