【速報】第三者委報告書に斎藤知事「今読ませて頂いているところ」「時間かけて精査することが大事」 “パワハラ”認定&県の対応“違法”と指摘から2日

兵庫県の斎藤知事のパワハラ行為を認定し、県の対応を「違法」とした第三者委員会の報告書の公開から2日たった22日、斎藤知事は報道陣に対し、報告書について「今読ませていただいているところ。公務もいろいろあり、時間をかけて精査することが大事」と話しました。
19日に公表された第三者委員会の報告書では、机をたたいて職員を叱責したことや夜間や休日にチャットで指示や叱責を繰り返したことなど10の行為がパワハラにあたると認定しました。
さらに、元局長の告発行為は「公益通報」にあたると判断し、知事が告発者捜しを指示したことや元局長の公用パソコンを強制的に取り上げたことを「違法」と断定。告発文の作成などを理由に元局長を懲戒処分にしたことは「無効」だと指摘しました。
19日に報告書が公表された後、斎藤知事は「重く受け止めなければならない」としながらも、「報告書の内容を精査することが大事」などとして報告書の内容については言及を避けていました。
その後、祝日をはさんで2日が経過しましたが、斎藤知事は21日、記者団に対し、「公務が多忙で、議会は予算成立の最終盤。議会が終わってから、何らかのコメントをすることになると思う」とし、「報告書の内容を真摯に受け止め、改めるべきことは改めることが大事。県政を前に進めることが私が果たせていただく役割」との見解を改めて示しました。