「マイナ免許証」きょうから運用開始 どう変わる? 取得方法や注意点は
マイナンバーカードに運転免許証の機能を持たせ、一体化する「マイナ免許証」の運用がきょうから始まりました。取得方法や注意点について長谷川記者が取材しました。
長谷川記者「きょうから運用が始まったマイナ免許証。県運転教育センターの会場には多くの人の姿があります」
きょう午前、県運転教育センターでは手続きに訪れた人のマイナンバーカードに免許証の情報を書き込む作業が行われていました。
マイナ免許証はマイナンバーカードのICチップに免許の種類や有効期限が記録されるもので、従来の運転免許証と同じように利用できます。
免許情報は見た目では分からないため、情報の確認には専用のアプリを使用する必要があります。
マイナ免許証の取得や切り替えは任意で、新制度ではマイナ免許証のみを保有するか、従来の免許証のみの保有、あるいは両方を保有するかを選べるようになりました。
警察庁はマイナ免許証のメリットとして、更新手数料が安くなること、住所や氏名の変更手続きが役所で完結すること、そして優良と一般のドライバーは免許更新時の講習をオンラインでいつでも受けられるようになることなどをあげています。
きょうマイナ免許証の手続きを行った人は。
「2つも3つもいらないというかな。1つの方が楽かなと、管理が。それが一番の理由ですね」
両方の保有を選んだ人「マイナ免許証とのダブルの利用手続きしにきました。1本化もできるっていう話だったんですが、やっぱり(従来の)免許証自体のコピーが必要な場面もあるかと思いまして」
一方、こんな声も…
「(従来の)免許証更新だけ。なんでマイナカードのやつはしてないです。マイナカードとこれ(免許証)の更新時期が違うということで、そちらの手間を考えると」
現状のシステムでは、マイナ免許証を取得した後にマイナンバーカードを更新すると免許情報が引き継がれず、再び一体化の手続きを行う必要があります。
そのため、県警察本部はマイナンバーカードの有効期限が近いドライバーは、先にカードを更新してから免許証を一体化する方が手続きが効率的、としています。
県警本部 運転免許センター・宮川かほる副センター長「予想したよりも大勢の方にお越しいただいているかなと思っています。持ち方は3通りあります。みなさんのライフスタイルとかご希望に合わせた持ち方を検討していただきたい」