◇プロ野球オープン戦 ロッテ2-1巨人(23日、東京ドーム)

巨人・阿部慎之助監督がオープン戦・最終戦を終え、取材に応じました。

この日、先発のマウンドにあがったのは石川達也投手。DeNA時代からリリーフとして起用されていましたが、阿部監督はその手腕を買い、開幕ローテーションへ抜てきしました。石川投手はリリーフ登板したOP戦2試合に加え、9日に行われた二軍練習試合の先発登板でも4回無失点の好投を披露。しかしこの日は初回から連打を浴びるなど、5回途中で92球を投げ2失点としました。

阿部監督は石川投手について「二軍とは違うって勉強になったんじゃない？」と笑顔を見せながらも、「慎重になりすぎたのかな。それで球数も増えていったと思うし、それだけじゃない？（チェンジアップという）素晴らしい武器もあるからローテーションにいれたんで」と評価。2度の四球は反省してほしいとしながらも「1イニングでも長く、勝ちにつなげる投球をしてもらいたい」と、今後へ期待のコメントを寄せました。

さらに好守備も見せた中山礼都選手についても「すごくずっと状態もいいですし、シーズン入っても継続できるようにしてほしいなと思います」と評価。しかしその中でも若手の奮起について思いを語り、「丸（佳浩）はケガしちゃったけど、ベテランの人も元気な姿を見せてくれた。だけど若い人から目立つ子が、中山くらいしかいなかったんでね。そこらへんが今後の僕らの指導法の課題かなと思います。『もっと目立ってほしい』っていうのが総括かな」と口にしました。

最後に阿部監督はシーズンに向けて「始まったら精いっぱいやりますので。とにかく温かく見守っていただいて、大きな声援をしていただきたい」と、ファンへ思いを語りました。