第二次岸田再改造内閣 各省庁で新旧大臣の交代式 約20年ぶり女性外相も
第二次岸田再改造内閣が14日から、本格始動です。各省庁で新旧大臣の交代式が行われました。
新たに任命された閣僚らは緊張した面持ちで初登庁しました。
内閣府では、加藤鮎子こども政策担当大臣が、職員の拍手で迎えられました。加藤大臣は、2児の母親としての経験を閣僚としてもいかしていきたいと意気込みを語りました。
加藤鮎子こども政策相
「当事者の視点がいきていく点があるとすれば、子供子育てに取り組む方々は十人十色さまざまな悩みを抱えておられますので、その視点を想像力を働かせながら聞く耳を持って施策を取り組んでいくことができると思っています」
また、外務省では、およそ20年ぶりの女性大臣に就任した上川大臣が、林前大臣との間で交代式を行いました。
上川外相
「約20年ぶりの女性外務大臣と伺っています。女性ならではの視線を外交政策にいかせというメッセージが込められていると思います」
防衛省では木原大臣と浜田前大臣との間で引き継ぎが行われました。浜田前大臣は、これに先立つ離任の挨拶で、自衛隊で相次ぐパワハラやセクハラの根絶を訴えました。
浜田前防衛相
「防衛省自衛隊は、人の組織であります。だからこそ、その根幹を揺るがすハラスメントは決してあってはなりません」「皆さんひとりひとり先頭に立つ、 ハラスメントを一切許容しない組織環境を作っていけるよう、引き続き気を引き締めていただきたいと思います」
一方、複数の政府関係者によりますと、いわゆる統一教会への解散命令について、政府は来月にも東京地裁に請求する方針であることがわかりました。
ある政府関係者は「あくまで法律にのっとり行うもので 日付ありきではない」とも述べています。この問題で岸田総理は、「しっかりとした結論を出すべく最終の努力を進めていく」としています。