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学生の内定取り消し「できる限りのことを」

2020年3月16日 16:05
学生の内定取り消し「できる限りのことを」

国会で、野党議員は学生の就職活動をめぐり、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて起きている内定取り消しについて、政府の対応をただした。

安倍首相は、企業側も厳しい状況を抱えていると指摘した上で、予定通り採用できるよう、従来の助成金制度の対象を拡大するなど、政府としてできる限りのことをしたいと強調した。

立国社・会派 舟山康江議員「コロナの影響でと、2月末に突然、内定取り消しの連絡を受けたと。内定取り消しに対して、政府はどのように対応されるんでしょうか」

安倍首相「新規採用に協力いただいた企業には、雇用調整助成金に特例を設けまして、新入社員についても対象とすることといたしました。できる限りのことをしていきたいと考えております」

また、加藤厚労相は、深刻なマスク不足への対応をめぐり、国が一括購入した再利用可能な布製のマスク2000万枚は、今月末から4月にかけて、介護施設や学校休業に伴う学童施設などに配布すると明らかにした。また、医療用マスクについては、各省庁が保有していた約250万枚を既に各自治体に送付したということで、16日には到着、18日までに開封するよう通知したという。