新型コロナウイルスの影響により、４月の世帯ごとの消費支出は、前の年から、実質で１１．１％のマイナスとなり、過去最大の下げ幅を記録しました。

総務省統計局によりますと、４月の消費支出は、前の年に比べ、実質１１．１％少ない２６万７９２２円となりました。

比較可能な２００１年１月以降、過去最大の落ち込みとなりました。

宿泊料やパック旅行、航空運賃や映画、遊園地は９５％前後減っている他、飲酒代はおよそ９割、食事代もおよそ６割減っています。

また、テレワークが増えたため、背広はおよそ８割、タクシー代はおよそ７割、口紅もおよそ４割減っています。

一方で、支出が増えたのはマスクを含む「保健用消耗品」や、石けん、郵便料やインターネット接続料などでした。