防衛相が直接、謝罪へ イージス配備停止
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地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備を停止したことについて、河野防衛相は、国会で配備を目指していた秋田県と山口県を直接訪問して、陳謝する考えを明らかにしました。
野党側は、これまでの政府の説明に整合性がないのではないかと、繰り返し追及しました。
立憲民主党・本多平直議員「大丈夫だ大丈夫だっていう説明をしてきたわけですよ。これ、説明が足りなかったんじゃないんですか。もう少し途中の状況をきちんと説明しとくべきだったんじゃないですか」
河野防衛相「結果として、こういう事態になったことについては、防衛大臣としておわびを申し上げなければなりません、そこは真摯(しんし)におわびを申し上げるとともに、これはきちっと私も山口そして秋田に赴いて、直接おわびをしてまいりたいと考えております」
また、立憲民主党・本多議員が、イージス・アショアの導入経費として契約済みのおよそ1800億円についてただしたのに対し、河野防衛相は、既に120億円余りは支払い済みで、アメリカとの協議次第でさらに支出が膨れあがる可能性も示唆し陳謝しました。
一方、突然の方針転換には自民党からも不満が噴出しています。
自民党・小野寺安全保障調査会長「急きょ、きのう変わったということになれば、防衛省は今まで私ども政治に対してウソをついてきたのか、これがまずしっかり説明がなければ、私どもはとうてい承服できない」
16日朝の会議では、出席者から「説明に不備があったなら改めて地元の理解を求めるべきだ」という意見や、「今後の体制について政府が説明しないのは無責任だ」などと批判が相次ぎました。