岸田内閣、きょう4閣僚交代 新閣僚抱負を語る
岸田総理大臣は、14日、ウラ金疑惑が指摘される安倍派所属の4閣僚を交代させます。
閣僚4人の交代という異例の状況に追い込まれた岸田総理ですが新しい体制で、この事態を打開できるのか。新閣僚が14日朝、意気込みを語りました。
官房長官に起用・林芳正前外相
総理からは? 「しっかり支えてほしいということ」
農水相に起用・坂本哲志元地方創生相
「自らが自らの襟を正してそして政治に当たっていく」
これに先立ち、安倍派の閣僚たちが14日朝、辞表を提出しました。
また、13日、キックバックについて「安倍派から指示があった」と明らかにした宮沢防衛副大臣が日本テレビの単独取材に応じました。
宮沢防衛副大臣
「きょう9時半までに大臣に(辞表を)提出するようにと。そういう指示でした。これは(松野)官房長官からきちんとお話をいただいています」
「やり残した仕事はあるけれども、これはもう仕方ないことですから、粛々と受け入れていかなければなりません」
悔いはありませんか?
「ええ悔いはありません。どうしようかしゃべろうかと思っておりましたので、悔いはありません」「また一から出直しのつもりで頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」
宮沢議員はこう話し、辞表を提出しました。
岸田総理は14日、閣僚に加え安倍派については5人の副大臣全員と、政務官1人、総理補佐官1人を交代させます。事実上の更迭です。
文部科学副大臣には、阿部俊子元外務副大臣が就任します。今の内閣では初めての女性副大臣となります。
一方、関係者によりますと、岸田総理が今回の人事で、側近を通じて12日、浜田元防衛大臣に官房長官を打診していたことがわかりました。しかし、浜田議員は「これまで経験したポストなら受けられるが官房長官ポストは自分には荷が重い」として断ったということです。
きのう「火の玉」となって問題解決の先頭に立つと強調した岸田総理。新体制でなんとか失った信頼回復を狙います。