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潜水手当の不正受給、逮捕者の大臣報告遅れを巡り、事務次官らが処分

2024年8月2日 17:23
潜水手当の不正受給、逮捕者の大臣報告遅れを巡り、事務次官らが処分

海上自衛隊での潜水手当の不正受給に関して逮捕者が出ていたことを木原防衛大臣に速やかに報告しなかったことなどを巡り、防衛省はすでに退職している前の人事教育長を訓戒相当、事務次官を口頭厳重注意としました。

潜水手当の不正受給に関しては、昨年11月に海自の元隊員4人が逮捕されていましたが、先月まで大臣への報告は行われず、この問題を巡る処分の発表時にも公表されませんでした。

これらを巡り、防衛省は職務上の注意義務違反があったとして、先月19日付で退職した三貝哲前人事教育局長を訓戒相当としました。防衛省の内部部局の職員が、退職後に処分相当とされるのは初めてです。

また、指揮監督義務違反があったとして、増田和夫防衛事務次官を口頭厳重注意としました。増田次官は特定秘密の漏えい事案を巡り、監督が不十分だったとして先月12日にも訓戒処分を受けています。