自衛隊の観閲式 縮小など開催方法見直しへ
河野防衛大臣は、新型コロナウイルス対策などを理由に、今年と来年行われる自衛隊の観閲式について、大幅に規模を縮小するなど、開催方法を見直すことを明らかにしました。
陸海空の自衛隊は、毎年、順番に、全国の部隊が参加した観閲式を開催しており、多数の観客も招かれます。
河野大臣は、会見で、今年予定されていた航空自衛隊の観閲式は、新型コロナウイルスの感染が収束していないことを理由に、また、来年度に予定されていた陸上自衛隊の観閲式は、会場が東京オリンピック・パラリンピックに使われることから、大幅に規模を縮小して実施すると発表しました。
日本の安全保障環境が厳しさを増していることや、自衛隊の災害派遣が相次ぐ中での開催は負担も大きいとして、それぞれ特定の基地を会場に選び、その基地の部隊以外は参加せずに無観客で実施するということです。
一般向けには、総理大臣の視察や訓示の映像を配信するなどの方法を検討していくということです。