河野行政改革担当大臣が、全省庁に対し、行政手続きで「はんこ」を使わないよう求める事務連絡を出したことがわかりました。

内閣府によりますと、この事務連絡は２４日付で全省庁に対して出され、行政手続きの際に「はんこ」を使わないよう求めるとともに、「はんこ」による手続きが必要な場合は、その理由を回答するよう求めています。

回答期限は、年間１万件以上あるような手続きは月内に、それより件数が少ない手続きは来月上旬までとしています。

河野大臣は２３日の「デジタル庁」の新設に向けた閣僚会議でも、「はんこをすぐなくしたい」と、早期の廃止に意欲を示していました。

「はんこ」をめぐっては新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークが普及する中、政府でも、民間企業などでも押印のための出勤が問題となっていました。