記念切手「事故後すぐだから値打ちがある」…鹿屋市長が不適切発言 基地訪れ謝罪
墜落した海上自衛隊の哨戒機を巡り、鹿児島県の鹿屋(かのや)市長が不適切な発言をしました。
◇
23日、鹿児島県の鹿屋市役所を訪れたのは、日本郵便の職員と海上自衛官らです。
海上自衛隊・鹿屋航空基地の70周年を記念して作成した「記念切手」を、中西茂市長に贈呈しました。
それを見た、中西市長が一言。
鹿屋市 中西茂市長
「事故後すぐの写真だから、値打ちがあるんじゃない?」
記念切手の一部に使われていたのは、今月20日、伊豆諸島の海域で墜落した、海上自衛隊の哨戒機の同型機です。
現在も事故機の捜索が行われていますが、中西市長はこの事故を引き合いに出し、“事故後すぐだから切手の値打ちがあるのでは”と、不適切な発言をしたのです。
一夜明けた24日、中西市長は…
鹿屋市 中西茂市長
「事故があったヘリと同型のヘリが図柄にあったので、それを短絡的に結びつけて、販売がうまくいけばいいですよね、という思いで言った」
鹿屋市側は、海上自衛隊に“発言の撤回”を伝え、中西市長が24日午後、鹿屋基地を訪れ、謝罪したということです。