内閣改造“空振り”? 支持率アップならず 「評価しない」50パーセント 党内からも「解散・総選挙は危ない」の声 NNN・読売新聞世論調査
内閣改造などの人事を受けて、NNNと読売新聞が行った緊急の世論調査※で、岸田内閣の支持率は35パーセントと前月と変わりませんでした。世論調査で「岸田首相が行った今回の内閣改造などの人事を全体として評価するか」をたずねたところ、「評価しない」は50パーセント、「評価する」は27パーセントにとどまりました。
※9/13~14 全国有権者に電話調査 固定電話416人(回答率50%) 携帯電話 672人(回答率36%)合計1088人が回答
■野党から「空振り」「女性閣僚増やすのは安直」の評価
有働由美子キャスター
「いわゆる『ご祝儀相場』とはならなかったですね」
小栗泉・日本テレビ解説委員
「そうなんです。去年の秋には旧統一教会の問題で、岸田内閣の支持率は『支持しない』が『支持する』を上回ったんです。今年5月には広島サミットで支持率急上昇。でもそのあと、マイナンバーカードの問題で低迷ということで、なんとか今回の人事で気分一新、支持率アップを狙っていたんですが、なりませんでした。
野党の立憲民主党のある幹部からは『女性閣僚を増やして内閣支持率を上げようというのは、 あまりに安直。空振りだ』といった声が聞かれているんです」
■“当てが外れた”格好の岸田首相に党内の声は…
有働キャスター
「当の岸田首相は、この横ばいをどうみているんでしょうか?」
小栗解説委員
「岸田首相としては実際に衆議院を解散するかどうかはともかく、支持率を上げて解散ができる環境は整えたかったわけです。それだけに、当てが外れた格好です。
ある自民党幹部は、『このあと経済対策を打ち出しても、解散・総選挙にもっていくのは、ちょっと危ないんじゃないか』と弱気な姿勢でした」
(9月14日放送『news zero』より)