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枝野氏…コロナ対策「対応の遅さ」批判

2021年1月20日 15:28
枝野氏…コロナ対策「対応の遅さ」批判

国会では、菅総理大臣の施政方針演説に対する、各党の代表質問が始まりました。トップバッターとして質問に立った、立憲民主党の枝野代表は、政府の新型コロナウイルス対策の「対応の遅さ」を批判しました。

枝野氏は、質問の8割を新型コロナ対策に割き、政府の決断の遅さ、認識の甘さが、結果的に「感染拡大を招いた」と批判しました。

立憲民主党・枝野代表「最悪を想定して対応することが危機管理の基本です。残念ながら総理は根拠なき楽観論に立ち、それによって対応が遅れてきたと言わざるを得ません」

菅総理「根拠なき楽観論に立ち、それによって対応が遅れてきたとは考えておりません。引き続き国民の生命と暮らしを守り、必要な対策を講じてまいります」

枝野代表「第3次補正予算(案)のうち、新型感染症の拡大防止対策は、わずか4兆円ほど。特にGoToキャンペーンに年度内の追加予算を計上しているのは、ピント外れの極みです」

菅総理「3次補正予算(案)においては病床の確保雇用や事業の支援に加え、予備費を確保しており、GoToキャンペーンの予算の組み替えを行わなくても、新型コロナ感染症の拡大防止策に十分な予算を確保しております」

枝野氏はまた、感染症法の改正案などについて、「罰則をちらつかせる姿勢は、国民の協力を得られない」と批判しました。

これに対し、菅総理は、「個人の権利に十分配慮しつつ、入院を拒否した場合には、罰則の規定を設けるなどの改正を行う」として、罰則規定を盛り込む考えを示しました。