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「偉くなる人だとは」菅首相、理容師と再会

2021年3月6日 17:33
「偉くなる人だとは」菅首相、理容師と再会

東日本大震災から10年となるのを前に菅首相は6日、福島県の被災地を訪問。帰還者や移住者と意見交換を行った。

浪江町では自身が官房長官時代に髪を切ってもらっていた女性と再会。女性は東日本大震災後、神奈川県へ避難し、議員会館のヘアサロンで2年間働いていました。しかし、「故郷で店を再開したい」との思いから、現在は福島県南相馬市に帰還。

当時を振り返った女性は菅首相に「そんなに偉くなる人だと分からなかった!」と話しました。一体、どんなやりとりが?

女性「(私は)議員さんのことも、政治のことも全く分からずに、ただ普通に髪を切っていて、こんなに偉くなる人だとは分からなくて…」

菅首相「(首相になると)思ってくれなかったんだ!(笑)」

女性「分からなかったものですから、普通に接して、あとでだんだん上り詰めていったときにはすごい人だったんだ、やっちゃったな、みたいな感じだったんですけど、すごく普通に接してくださって、やさしくて。家族の話とか被災した話とか、親身になって考えて答えてくださって。私が引退する日を何気なくお伝えしたところ、その日に秘書の方からお花が届いて、『どちらの先生ですか?』と秘書の方に言ったら『菅です』なんて言うからえーっ!って。何気に言った私の引退する日とかも覚えてくださって、送別会まで開いていただいて。すごくきめ細かな、気配りのできる、偉くなっても偉くならない先生なんだな、ってすごく思いました」