自民党大会 菅首相「先頭に立ち闘い抜く」
菅首相は21日、自民党大会で、秋までにある衆議院選挙について、「先頭に立って戦い抜く」と決意を語りました。
菅首相「どんなに遅くとも、秋までには総選挙があります。新型コロナという国難を乗り越えて、日本の伝統を守る。そして多様性と創造性を大切にしながら、この日本を次の世代に引き継いでいくことができるのは、私たち自由民主党ではないでしょうか。私は、その先頭に立って闘い抜く決意です」
自民党総裁として、初めての党大会で、菅首相が強調したのはコロナの克服です。緊急事態宣言が22日に解除されますが、「決して気を緩めることなく、リバウンドを防ぐ」と述べ、政府・与党の総力を結集して難局を乗り越えようと呼びかけました。
自民党内では、来月の衆議院解散も取り沙汰されていますが、菅首相は周辺に対し「コロナ対策で結果を出せば、必ず国民の支持は得られる」と話すなど、早期の解散には慎重で、まずはコロナ対策に集中する考えです。
ここからの半年あまりで、都議選、衆院選、そして自民党総裁選と、政権の存続がかかる選挙が続きます。菅首相にとって、いかに国民の支持を維持できるか大きな正念場となります。