政府は東京など９都道府県に発出されている緊急事態宣言について沖縄県を追加することを決定しました。期間はあさって２３日から来月２０日までとなります。

菅首相「沖縄県においては、若い世代を中心に感染が急増しております。そういう中で病床がひっ迫している状況が続いており、緊急事態宣言をさせていただきました」

菅首相は沖縄への宣言の期限について「飲食店での酒の提供禁止など、対策の効果を見極める必要があるので、来月２０日にした」と説明しました。また、東京や大阪など９都道府県に発出している宣言を、今月末の期限で解除するか延長するかの判断については、「感染状況を見極めて月末にも判断する」と述べるにとどめました。

東京オリンピック・パラリンピックの開催については「選手や関係者の感染防止措置に万全を尽くした上で、安全安心の大会にしていきたい」と述べました。

一方、菅首相はこれまで、緊急事態宣言の発出や解除を決定した際、記者会見で説明してきましたが、２１日は会見を行いませんでした。その理由について繰り返し問われましたが、「適時適切に対応している」と繰り返しました。