自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受け、小泉法務大臣が所属する二階派を退会しました。

中継です。

二階派が強制捜査を受ける中、小泉大臣に対しては「法務大臣が捜査対象の派閥に所属したままなのはおかしい」という声が与野党を問わずあがっていました。

小泉法相
「公平公正に職務を遂行していくと、行政執行していくというのが法務省の役割でありますので、国民の目から見たときに誤解が生じないようにしようそういう考え方で派閥を退会することに致しました」

小泉法務大臣と中野法務政務そう官は所属する二階派に退会届を提出し、受理されたと明らかにしました。

小泉大臣は大臣辞任については「職責を果たしたい」と否定しました。

小泉大臣は政治資金収支報告書については「適正に処理している」と述べました。

一方、同じ二階派に所属する自見地方創生担当大臣は派閥を離脱するかについてコメントをしませんでした。

自見地方創生担当相
――派閥を退会するお考えは？「・・・・」
――大臣続投の意思は変わらないか？「・・・・」

こうした中、野党は、岸田総理大臣が小泉法務大臣を更迭するよう自民党側に求めました。

立憲民主党・安住国対委員長
「きのう強制捜査に入った段階では、二階派の所属議員でしたよね。捜査を受けた二階派の現職のメンバーを法務大臣にしておくこと自体が、私はやっぱりこの内閣の人事の問題だと思っております」

さらに、立憲民主党の安住国対委員長は、「政治とカネ」の問題で閉会中審査を開くよう求めました。

これに対し、自民党側は「官邸や党の執行部に伝える」としか述べませんでした。