高市氏、立候補正式表明 総裁選の構図は?
自民党の総裁選挙をめぐり、高市前総務相が8日午後、立候補を正式に表明しました。
高市前総務相は「国の究極の使命は、国民の生命と財産を守り抜くことだ」として、この使命を果たすために全力で働くと強調しました。
高市前総務相
「私、高市早苗は日本を守る責任と、未来をひらく覚悟をもって、ここに自民党総裁選挙への立候補を表明いたします」
高市前総務相は、「サナエノミクスの3本の矢」として金融緩和、緊急時の機動的な財政出動、そして、大胆な危機管理成長投資を掲げ、「物価安定目標2%の達成を目指す」と語りました。
一方、河野ワクチン担当相は8日、総裁選に立候補した場合も大臣を続ける考えを示し「業務に影響が出るとは思っていない」と述べました。
また、河野氏が所属する麻生派では、麻生副総理が各議員から意見を聴取しています。麻生派ではベテラン議員を中心に河野氏の立候補に慎重な意見があります。
出席した議員によりますと、麻生氏は8日の会合で「候補者が出揃い、政権構想について論戦する。その大きな流れをよく見た上で、自分も最後の決断を下したい」と述べ、河野氏への支持を明言しませんでした。
こうした中、立憲民主党や共産党、れいわ新選組など野党4党は次の衆院選に向け、共通政策を合意しました。消費減税や、原発のない脱炭素社会の追求などを訴えています。