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八街児童死傷“報道あり方”再考を BPO

2021年10月6日 17:49
八街児童死傷“報道あり方”再考を BPO

千葉県八街市で飲酒運転のトラックにはねられ児童5人が死傷した事故で、BPOが委員長名で子どもへの取材・報道のあり方について再考を求めました。

BPOの「青少年委員会」は、事故の報道をめぐり「子どもの顔を映しながら亡くなった同級生への気持ちを引き出すような記者の質問があった」といった視聴者の指摘を受け、討論を進めてきました。

その結果、児童への取材に対し慎重な対応を求めた2005年の「要望」にもかかわらず、今回の事故取材でも「取材を受けた子どもたちの心的領域に踏み込んでしまった」と批判しました。

また、報道の映像がSNSにより長期間拡散されれば、取材を受けた子どもの、「深い心理的ダメージにつながる危険性がある」と指摘。今回、報じられた同級生の声についても「本来伝えるべき中核的内容だったのか、その必要性にさえ疑問を感じる」と厳しく指摘し、テレビ局に対し取材・報道のあり方への再考を強く求めました。