総務省は３１日、ほぼ２時間おきに５回、中間投票率を発表する。１０時、１１時、１４時、１８時、１９時半の各時点の投票率を集計したものだ。

１１時時点の投票率は１１．３２％、４年前の前回衆院選に比べ０．９２ポイント低かった。だからといって、「今回の選挙戦は前回より盛り上がっていない」と考えるのは時期尚早だ。この中間投票率は「３１日（きょう）だけの投票率」で、期日前投票が含まれていないからだ。

期日前投票をする人は選挙のたびに増えている。特に今回の選挙では新型コロナ対策もあって、３１日、投票所に有権者が集中しないよう、各地の選挙管理委員会は期日前投票を呼び掛けてきた。

２９日（金曜）夜までに期日前投票した人は前回衆院選より６．３％増えた。午前中の勢いのまま、投票が進めば、最終的な投票率が前回衆院選の５３．７％を上回るかもしれない。