ＡＰＥＣ（＝アジア太平洋経済協力会議）の首脳会議がオンラインで行われ、岸田総理大臣は、自らが打ち出した「新しい資本主義」を実現させ、アジア太平洋の成長に貢献することを目指す考えを訴えました。

岸田総理は、ＡＰＥＣ首脳会議の中で、「成長と分配の好循環とコロナ後の新しい社会の開拓をコンセプトとする新しい資本主義の実現を目指している」と述べました。その上で、次のように訴えました。

岸田総理「我が国は、成長に向けた大胆な投資や改革を行うとともに、分配によって所得を増やし、日本経済を新たな成長軌道に乗せ、アジア太平洋の成長に貢献していきます」

岸田総理は、また、ＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）について、加入申請中の中国を念頭に「不公平な貿易慣行や経済的威圧とは相いれない２１世紀型のルールを規定する協定」と強調しました。