臨時国会召集 “統一教会”との関係…説明は “パパ活”…吉川議員も久しぶりに公の場に
先月の参議院議員選挙を受け、3日、臨時国会が召集されました。霊感商法などが社会問題となった、いわゆる“統一教会”との関係について、議員から十分な説明はあったのでしょうか。また、“パパ活”が報じられた吉川赳衆院議員も、久しぶりに公の場に姿を現しました。
◇
3日、臨時国会が召集されました。霊感商法などが社会問題化した、いわゆる“統一教会”との関係を指摘された議員が、続々と国会に現れました。
自民党 井上義行参院議員
「信徒という話がありましたけど、信徒ではありません」
井上義行議員は、教団の「賛同会員」であることを明かしました。また、教団の友好団体の集会で投票を呼びかけたことについては、「皆さんがご指摘をしている団体についての、YouTubeを通じての出演とかもありましたので、そうしたこともふまえて、今回の票を獲得したというふうに思っています」と答えました。
そして、関連団体から献金を受けていた自民党の下村博文議員は、長年認められなかった教団の名称変更が、自身が文部科学大臣だった2015年に認められたとの指摘について――
自民党 下村博文議員
「名称変更についての要望はあった。実際は書類が上がってきてなかったけど、『今回(2015年に)書類が上がってきたので、事務的に対応するということにした』との報告でした」
要望はあったものの、申請書類は2015年に出されたと説明しました。また、名称変更について当時、文化庁からは「教団からの名称変更の申請に対応しないと、『行政上の不作為』になる可能性がある」と説明を受けたということです。
今後の教団との関係については、「距離をとることが必要」との考えを示しました。
また、教団との関係が指摘されている細田衆院議長や自民党・工藤彰三議員は、質問に答えませんでした。
この問題について、野党は国会で追及する考えを示しています。
◇
一方、18歳との飲酒、“パパ活”が報じられた吉川赳衆院議員が、久しぶりに公の場に現れました。声をかけてきた議員に対し、何度も頭を下げ、謝罪しているような様子が見られました。額の汗をぬぐい、今度は周囲の女性議員に対して頭を下げました。
吉川議員は先週、地元・静岡の記者クラブに対し、次のようにコメントしています。
吉川議員のコメント
「国会閉会中であったにすぎず、特に姿を隠していた認識はない。今後も衆議院議員として、今まで同様、積極的に活動していく所存」
吉川議員は、「記者会見も辞退する」としています。
自民党を離党 吉川赳議員
「今後の裁判との関連も含めて、コメントは差し控えます」
吉川議員については、立憲民主党が3日、再び辞職勧告決議案を提出しました。5日までの会期中に採決するよう求めています。