立憲民主党、内閣不信任案提出で最終調整 与野党の攻防ヤマ場【中継】
国会は会期末まで1週間。与野党の攻防が山場を迎えます。19日に岸田首相と野党党首との党首討論が行われますが、立憲民主党は党首討論の終了後、速やかに内閣不信任決議案を提出する方向で最終調整に入りました。国会記者会館から中継です。
ある立憲民主党の幹部は不信任案について、「党首討論が終われば速やかに提出する。出さない選択肢はない」と明らかにしました。
今の国会の最重要法案である政治資金規正法の改正に向け、政府与党は自民党案について18日、参議院の委員会、19日の本会議で採決を行い、成立を目指す考えです。
これに対して野党側は、19日に予定されている党首討論で岸田首相を厳しく追及する考えです。
立憲民主党の泉代表は周辺に「岸田首相の政治姿勢をただし、解散を迫りたい」と意気込んでいます。
立憲民主党・笠国対委員長代理「岸田総理自身が本当にその自覚があるのか、あるいは本気でこの政治改革に取り組む姿勢があるのか。国民の皆さんに最終的には、この岸田政権を支持するかしないのか。この政治改革でいいのかどうか、その判断をしてもらう」
複数の立憲民主党関係者によりますと、党首討論の後、速やかに内閣不信任案を提出する方向で最終調整に入ったということです。
政府与党内には政権の低迷が長期化する中、今の国会内で岸田首相が解散の判断をするのは難しいとの見方が広がっていますが、ある立憲民主党幹部は「不信任案を提出すれば、追い込まれた岸田首相が解散を判断する可能性はある」と述べています。
与野党の攻防は、最終局面を迎えることになります。