日米首脳会談の舞台裏…石破首相の秘策「否定しない話法」 トランプ対策の勉強会を“再現”【バンキシャ!】
日本時間2月8日に行われた日米首脳会談。対面では初となる重要な会談に向けて、石破茂首相は入念に準備していました。バンキシャ!は取材に基づき「トランプ対策」の“勉強会”を再現。たどり着いた「戦略」とは…?
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今回、トランプ大統領と初めて対面した石破首相。実は首脳会談の前に、入念な準備を行っていた。その舞台裏が、取材で見えてきた。
行われていたのは“トランプ対策”の勉強会だ。外交、安全保障、経済、貿易の担当者ら10人から20人ほどが参加。担当者がテーマごとに入れ替わり、いまの日米間の状況や想定されるトランプ大統領の発言などを説明。
こうした勉強会は、会談の直前まで繰り返し行われたという。石破首相が入念に確認していたのが…
石破首相
「アメリカ国内への投資状況はどうなっているのかな?」
日本企業がアメリカ国内で、お金や雇用をどれだけ生み出しているかということ。担当者が出したのはアメリカの地図。日本企業がどれだけの雇用と投資を生み出しているかをまとめたものだ。
担当者
「日本企業の投資額は世界一です。このあたりをアピールしていければ」
トランプ大統領に見せるため、こうした資料を8枚ほど準備したという。
さらにトランプ大統領の心をつかむため、ある戦略にたどり着いていた。それは、トランプ大統領の言うことを「否定しない」こと。練習を重ねた勉強会ではこんなやりとりも。
担当者
「今、カナダ、メキシコへの関税が話題になっています」
石破首相
「あれはWTO(世界貿易機関)違反だろ」
「あっ、こう言っちゃいかんのだよな」
否定したことに気づき反省したという。こうした話題には「日本にも影響があるので良い方向に解決していくことを期待している」と、否定を避ける言い方に。
石破首相
「この言い方であれば、トランプ大統領は納得するかねぇ」
石破首相は“否定しない話法”の確認を入念に行って会談に臨んだという。
*2月9日放送『真相報道バンキシャ!』より
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今回、トランプ大統領と初めて対面した石破首相。実は首脳会談の前に、入念な準備を行っていた。その舞台裏が、取材で見えてきた。
行われていたのは“トランプ対策”の勉強会だ。外交、安全保障、経済、貿易の担当者ら10人から20人ほどが参加。担当者がテーマごとに入れ替わり、いまの日米間の状況や想定されるトランプ大統領の発言などを説明。
こうした勉強会は、会談の直前まで繰り返し行われたという。石破首相が入念に確認していたのが…
石破首相
「アメリカ国内への投資状況はどうなっているのかな?」
日本企業がアメリカ国内で、お金や雇用をどれだけ生み出しているかということ。担当者が出したのはアメリカの地図。日本企業がどれだけの雇用と投資を生み出しているかをまとめたものだ。
担当者
「日本企業の投資額は世界一です。このあたりをアピールしていければ」
トランプ大統領に見せるため、こうした資料を8枚ほど準備したという。
さらにトランプ大統領の心をつかむため、ある戦略にたどり着いていた。それは、トランプ大統領の言うことを「否定しない」こと。練習を重ねた勉強会ではこんなやりとりも。
担当者
「今、カナダ、メキシコへの関税が話題になっています」
石破首相
「あれはWTO(世界貿易機関)違反だろ」
「あっ、こう言っちゃいかんのだよな」
否定したことに気づき反省したという。こうした話題には「日本にも影響があるので良い方向に解決していくことを期待している」と、否定を避ける言い方に。
石破首相
「この言い方であれば、トランプ大統領は納得するかねぇ」
石破首相は“否定しない話法”の確認を入念に行って会談に臨んだという。
*2月9日放送『真相報道バンキシャ!』より
最終更新日:2025年2月10日 10:50