中国船が相次ぎ領海侵入「誠に遺憾」政府、外交ルートを通じて抗議
21日午前4時すぎ、中国海警局の船2隻が相次いで沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入したことについて、松野官房長官は21日の会見で、「誠に遺憾であり、受け入れられるものではない」と述べました。日本政府は外交ルートを通じて厳重に抗議しました。
海上保安庁などによりますと、21日午前4時すぎ、中国海警局の船2隻が相次いで沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入し、付近を航行していた日本の漁船1隻に近づこうとする動きを見せたということです。
2隻は午前11時時点で領海内にとどまっていて、海上保安庁の巡視船が領海からの退去要求などを実施するとともに、日本の漁船の安全を確保しています。
松野長官は会見で、中国側に対して「厳重に抗議し、速やかに日本の領海から退去するよう強く求めた」と述べました。
さらに、尖閣諸島周辺の警戒・監視に万全を尽くすとともに、中国側に対して、冷静かつ毅然(きぜん)と対応していく考えを示しました。