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16年ぶりに秋田県の新たなリーダーを決める知事選挙が告示 新人3氏が17日間の選挙戦へ

2025年3月20日 17:41
16年ぶりに秋田県の新たなリーダーを決める知事選挙が告示  新人3氏が17日間の選挙戦へ

任期満了に伴う県知事選挙が20日、告示され、いずれも無所属で新人の3人が立候補を届け出ました。

佐竹知事は出馬せず16年ぶりに新たな秋田のリーダーを決める17日間の選挙戦がスタートしました。


県知事選に立候補 したのは届け出順に、猿田和三氏61歳と鈴木健太氏49歳。そ れに大久保範夫氏73歳のいずれも無所属で新人の3人です。

猿田和三氏
「あらゆる産業の取り組みを、収益を上げるための努力を、強力に全面的にサポートしていきます。若い人たちが新しい事業に取り組みたい、チャレンジしたい。これも強力にサポートしていきます」「県民の皆さんの声をダイレクトに知事自ら受け止め、その対策と実行のスピードをさらに上げてまいります。県政は県庁は知事や職員のためにあるのではありません。すべて県民のためにあります。継続すべきところはさらに拡大、進化させ改めることがあれば躊躇なく改善し、やめることはやめます。私はふるさと秋田のこの発展のために、全身全霊をささげ覚悟を持って とことんやり抜きます」

元副知事の猿田氏は、選挙への出馬は今回が初めてです。

5つの政党のほか、多くの市町村長から支持を受けて知事選に臨みました。

最低賃金を時給1500円に引き上げることを目指すほか、物価高への対策費を県の当初予算ベースで現在のおよそ40億円から倍の80億円にすることなどを公約に掲げています。

「一人でも多くの皆さんと会ってきたいと思います」

規模の大きな集会を重ね、政策の浸透を図ってきた猿田氏。選挙戦では有権者一人ひとりと顔を合わせ、支持を訴えていくことにしています。

鈴木健太氏
「この少子化、若者向けの対策ではありません。秋田に住む全ての皆さんの生活に、深刻な影響を及ぼす本当に危機的な状況です。医療、介護、誰がこの先担っていくんですか。災害が起きた、復旧、職人いなくて進みません。これがどんどんどんどん加速していくんです。普通に秋田県で暮らしていくことさえもままならなくなってくる。それだけ大きな問題であるにも関わらず、これまでみんなやばいやばいとは思っていたけれども、真剣にどこまで考えていましたか。今まさにそのことをしっかりと見直して、本腰入れて、てこ入れをして、秋田県にこの先見通しが持てるようにする。その機会がやっと来たんです」「みなさんからもお力を貸してください。そして一緒に新しい時代の秋田を作っていきましょう」

元県議会議員の鈴木氏は自民党などの県議会議員や市町村の議会議員の支援を受けて、知事選に臨みました。県政の「刷新」を掲げ、子育て世代のAターンの増加や、マーケティングの手法を取り入れた観光振興策などを訴えています。

「一人ひとりの皆さんで秋田の未来を決めていくという本当に重要な機会ですので、本音の部分に響くような言葉で秋田を一緒に新しくしていきましょうと、過去を否定するんではなくてですね、まだまだ秋田に可能性ありますので、これから明るい秋田をつくれるんだということを伝えていきたいと思います。」

鈴木氏は選挙戦序盤、全県を精力的に遊説し、地盤である秋田市以外でも支持拡大を図ることにしています。

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