「総裁選で掲げた政策が入っていない」石破首相の所信表明に野党から批判相次ぐ
石破首相は就任後、初めての所信表明演説に臨みました。冒頭で政治の信頼回復に向け努力すると言及したほか、物価上昇を上回る賃上げを実現させると決意を示しました。
一方、野党からは「自民党の総裁選挙で掲げていた政策が入っていない」などといった批判が相次ぎました。
立憲民主党・野田代表
「総裁選挙のときには極めて具体的に熱っぽく語っていたことが全然入ってない。見事に言行不一致を示してますね。これはね政治に対する信頼を本当に失墜させると思いますよ」
日本維新の会・馬場代表
「薄っぺらい、具体的な言及のない、そういうパッションもない。ないない尽くしの所信表明演説。長年発言されてきた数々の国民の視点に立った国民側の考え方に基づいた発言が全て封印されてしまって、政策にも全くいかされていない」
共産党の田村委員長は「課題を列挙するだけの演説で具体的な政策がなく、自民党政治の劣化と言うほかない」と厳しく指摘しました。
国民民主党の玉木代表は「石破カラーや思いも熱意もない演説で、何がやりたいのかまったく分からなかった」と批判しました。